大きな地震の後の対処(電気・ガス)

日本の住まいは、大きな地震を体験して耐震性の高いものになりました。
住まいが安全であったとしても、大きな地震の後には、日常では起こりえない現象がいくつも起こります。
住まいを守り、暮らしを守るために、大きな地震の後に何をなすべきかについて、確認しておきましょう。

地震の後の点検

阪神・淡路大震災の時、ライフラインが復旧するまでの日数は、電気(7日) ・都市ガス(84日)・水道(90日)と、電気は比較的早く復旧すると言われています。

地震の後で、電気と都市ガスについて何をすればよいのか、何に気をつければよいのかを確認してみましょう。

電気の復旧

地震の後で停電した場合は、落ち着いて復旧いたしましょう。

自分の住まいだけが停電している場合

  1. 漏電遮断器または個々の安全ブレーカーが作動したために停電している可能性が高くなります。
  2. 漏電遮断器・安全ブレーカーは、漏電による感電防止、漏電や電気の使いすぎなどによる事故を防ぐための安全装置です。

漏電遮断機の役割

屋内配線、あるいは接続しているそれぞれの電気器具の絶縁状態が不良になると漏電が発生します。 屋内配線からの漏電、もしくは漏電している電気器具を使用すると、漏電遮断機が作動し、レバーが「切」側に落ちて、電気を遮断します。

この状態のままでは感電や火災につながるおそれがありますので、絶対に電気を使用し続けてはいけません。

漏電遮断機の復旧

  1. 住まいの中のコンセントからプラグを抜きます。
    ※使用している電源を全て切ります。
  2. 漏電遮断器を「切」にします。
    (「切」側に落ちているのを確認する。)
  3. 全ての“安全ブレーカー”をすべて「切」にします。
  4. 漏電遮断器の横にある漏電表示ボタン(白色あるいは黄色などのボタン)が飛び出しているので、押しこみます。
  5. 漏電遮断器のレバーを上げて「入」に戻します。
  6. 電気メーターを確認して、メーターが動いていないことを確認します。
    メーターが動いた場合には漏電している可能性があります。
    また、上げた漏電遮断器のレバーが再び「切」になる場合は、電気会社に連絡しましょう。

安全ブレーカーの復旧

  1. 漏電遮断器が「切」にならない場合は、安全ブレーカーを1箇所ずつ、「入」にします。
    • このときに、漏電遮断器が「切」にならなければ、その安全ブレーカーの屋内配線は漏電していません。
    • このときに、漏電遮断器が「切」になりましたら、その回路もしくはその回路に接続している電気器具が漏電しているおそれがあります。
      その場合は、その回路の安全ブレーカーのみ「切」にしておき電力会社や電気工事店に連絡してください。

住まいの周り一帯が停電している場合

  1. 復旧の時に漏電や発熱することがありますので、漏電遮断器を落とし、すべてのコンセントからプラグを抜いておきます。
  2. ガスの火を消し、元栓もあわせて閉めておきましょう。
  3. 近隣の方と状況を確認し合い、代表の方から電力会社の電気設備保守センターや地域の役所などに連絡しましょう。
【コンセントからプラグを抜く】
【ガスの火を消す】
【連絡をする】

都市ガスの復帰

ガスを使用している時に地震があったら

  1. 自分の身の安全を確保する。
  2. ガスの火を消す。
  3. 揺れがおさまったら、必ず「器具栓」・「ガス栓」・「メータガス栓」を閉める。
【火を消す】
【ガス栓を閉める】
【メータガス栓を閉める】

地震がおさまったら

  • 住まいの中でガス臭い時
    窓を開けて新鮮な空気を入れましょう。
    ガス漏れ箇所がわからない場合は、ガスメータのところにあるメインバルブを閉め、素早く家族全員で屋外に避難し、ガス事業者の緊急連絡先へ連絡しましょう。
  • 住まいの周辺でガス臭い時
    窓を開けないようにしましょう。
  • いずれの場合も、しばらくの間、次の点については注意しましょう。

マイコンメータの復帰

地震がおさまった後、周囲にガス臭などが無い場合には、ガス栓、器具栓、メーターガス栓を開いてガスが通っているかどうかを確認します。
ガスが出ないときは、マイコンメーターが作動して、ガスの供給が止まっている可能性があります。

都市ガスは一定以上の震度の場合(概ね震度5以上程度)の地震を感知した場合、安全のためにガスメーター(マイコンメーター)が作動してガスの供給を停止します。
(この場合には“赤いランプが点滅”します。)

マイコンメータの復帰

地震によりマイコンメータが働いて自動的にガスが遮断された場合、表示ランプが4~5秒毎に点滅します。
※マイコンメータの機種により点滅が若干異なります。

  1. 器具栓・ガス栓など全てのガス機器の栓が閉まっていることを再確認します。
    屋外に設置されているガス給湯器の栓が閉まっていることも忘れずに。
  2. 復帰ポタンのキャップを外す(手で左に回す)
  3. 復帰ポタンを止まるまでしっかり押し、表示ランプが点灯したら離します。
    手を離すと、表示ランプが点滅します。
  4. 復帰ポタンのキャップを元通り取り付けます。
  5. 3分待ちます。(マイコンメータが安全の確認中です。)
  6. 表示ランプの点滅が消えたらガスが使用出来ます。

    ※3分以上表示ランプの点滅が続く場合は、ガス栓の閉め忘れがないかを再確認してから再度、3からやり直してください。
    それでも復帰しない場合は、ガス事業者へ連絡してください。