節水・節電を考える

2011年の東日本大震災を契機に、地球温暖化、水不足、様々な資源の枯渇・・・など、切迫した地球環境問題に直面している現代の私達にとっては、省エネやエコライフへの取り組みは、今後も永続的に取り組むべき命題とも言えるでしょう。

住まいの中での節水

最近では、節水機能をもった設備機器が多数、開発されています。
キッチン、浴室、トイレなど、水まわりは日々の生活に大きく関わり、必ず毎日使うところですので、節水機能に着目した機器を利用することを心がけると共に、水をムダにしない使い方も、あらためて心がけるようにしましょう。

流れる水を止める

水道の蛇口は普通に開くと1分間に約5リットルの水が流れると言われています。
歯磨きをしている間などでも、こまめに「出し」・「止め」を行うだけで、節水の大きな第一歩になります。

節水器具を使用する

“節水こま”を取り替える

蛇口をひねるタイプの単水栓の場合、必ず「コマ」という部品を内蔵しています。
このコマを「節水コマ」に取り替えると、水量を約半分程度に低減することができます。レバー方式等には使用できません。
(給湯側の蛇口は、既に流量が調節されているので、節水コマの取り付け不要です。)
水道蛇口の構造図
ハンドルを回すとスピンドルが上がりコマと弁座にすき間ができ、水を流すしくみです
水道蛇口の構造図。節水コマと普通コマの比較図。
東京都水道局より引用
部品イラスト「蛇口内のコマ」
節水コマの効果
(13mm銅長水洗で水圧0.1MPaのとき)
ハンドルの
開度
節水コマ 普通コマ
90度 6リットル/分 12リットル/分
全開 21リットル/分 21リットル/分
コマの取替手順

“節水型シャワーヘッド(気泡タイプ)”を使用する

シャワーから水を吐出する時に、空気を吸引して水に気泡を混入することにより、水量を減らしても水の勢いを落とさないようにして、節水します。
空気を混入して気泡を含むことにより、水の勢いは増すので、快適さも向上します。

“節水型シャワーヘッド(小さい穴タイプ)”を使用する

シャワー使用時に、水の勢いはそのままで流量を抑えるために、シャワーヘッドの孔の径を小さく、かつ数も少なくしています。
水の勢いはそのままなので、不便に感じることもなく、自然に節水することができます。

“幅広いシャワー型の水栓(システムキッチンの水栓)”を使用する

水道の水栓を幅広い縦長のシャワー放水が出来る形にした節水型の水栓が開発されています。
水が幅広いシャワーのように出ることにより、食器を洗う効率がよくなります。また、単に幅広く水が出るだけでなく、水の出方にも工夫がされていて、食器に当たった水が、横に広がって効率よく汚れや泡を流し、洗いものの時間を短縮することにより、節水になります。

“節水型トイレ”を使用する

最新の節水便器は、1970年代の13リットル便器と比較した場合、50%以上の節水効果があります。
1970年代 一般的機種 :1回の洗浄量が13リットル
1990年代 一般的機種 :1回の洗浄量が8リットル
2006年以降 一般的機種 :1回の洗浄量が6リットル
2009年 タンクレス :1回の洗浄量が4.8リットル
現在 最新機種 :1回の洗浄量が4.0リットル前後
タンクの中へは
水洗タンクの中に、ペットボトルやレンガ、石、などを入れて、タンク内の水量を節水する方法がありますが、この方法はあまりおすすめできません。
そもそもタンク内に、物を入れることにより、タンク内のチェーンなどが引っかかり、水を流すシステムに不具合が生じる可能性があります。
また、レンガなどの重くて硬いものを入れると、そもそもタンク自体が破損するおそれもあります。
更に、その便器が洗浄に必要とする水量を流さないことにより、便器から下水道本管までの間に、汚物を押し流す力が弱いために、詰まりや逆流などを生じさせるおそれもあります。

住まいの中での節電

住まいの中で最も大きな電気使用といえば、夏の冷房と冬の暖房です。
節電というと、どうしても「夏に熱くても我慢する」「冬に寒くても我慢する」となります。
しかし「我慢」にはやはり限界もありますので、我慢しないで節電できる方法も同時に探しておくことが大切です。

節電効果を追及した暖房便座

冬季は便座の暖房が有難いものですが、実際に住まいの中で誰かが便座を使用しているのは、ごくわずかな時間です。
そこで、使用する際に数秒で便座を温めることの出来る、さらに人(人体)センサーや室温センサーなど人の入退室や室温の変化を感知して、最適な保温温度に制御し、自動で節電運転をします。
(冬季は、極度に便座が冷たくなるのを防ぐため、終日わずかに通電します。)

身近で気軽な太陽光発電

新たに屋外へ設置するカーポートの屋根に併せて太陽光発電システムを搭載するものもあります。

日常生活の中での小さな節電方法などを紹介しています。ご参考まで。

経済産業省資源エネルギー庁HP
家庭向け節電サイト

エネルギーを“見える化”して節約 ホームエネルギーマネジメントシステム HEMSの概要

IT技術の活用により、新しい節水節電(省エネ)のツールも生まれています。
家庭内の家電や設備機器、電気回路ごとの電力使用量、ガスおよび水の使用量、また、太陽光発電システムや燃料電池の発電状況などを専用モニタ、テレビ、パソコンなどから確認できます。
ホームエネルギーマネジメントシステム(HEMS)の概要図