住まいの中の水蒸気

住まいの結露防止で大切なのは、室内で発生する水蒸気を抑えることと、それを外に排出する工夫が大切です。目に見えない水蒸気(湿度)をきちんと管理するとことが、住まいの寿命を延ばすことになります。

室内で発生する水蒸気

室内で発生する水蒸気にはどのようなものがあるのかをまとめてみましょう。

人は静止した状態でも常に皮膚から1時間あたり約30㎖、夏を想定すると、一日住まいの中で生活をした時には1日あたり約3ℓの汗をかくことにより多くの水蒸気を放出しています。(汗の量は、平均的な人を想定しています。)

暖房器具

ガスや石油を利用する開放型のストーブ、ファンヒーターは、燃焼させると、1時間当たり200㎖の水蒸気を放出します。

生活

さまざまな生活のなかからも水蒸気は発生します。調理をすると1日あたり約1.5ℓ、洗面や入浴等からは1日あたり約1.0ℓの水蒸気を放出しています。

洗濯物

室内に、洗濯物を干していると1日あたり約2.5ℓ以上の水蒸気を放出しているといわれています。

その他

熱帯魚などの水槽、観葉植物等からも水蒸気が放出されています。

水蒸気を外に排出するために

暮らし方や住まい方を少し工夫するだけで、水蒸気の発生を抑えることができます。でも、ある程度の水蒸気の放出は止めることができません。そこで、余分な水蒸気を、こまめに外に排出する工夫が必要になります。それでは、上手に水蒸気を外に排出するためのポイントをまとめてみましょう。

居室

窓から換気する際に、外気を取り入れる窓は15㎝くらい細く開け、空気の出口となる窓は全開とすると空気が勢いよく入ってきます。(誘引現象)

浴室

浴室使用後は、窓を開けたり、換気扇を回して換気しましょう。換気扇を回す時は、浴室のドアを少し開けた方が効果的です。

台所

調理中には換気扇を回しますが、調理後も30分程度回すようにしましょう。

押入れ

ふとん等に含まれた湿気が水蒸気となり放出されるので、ふとんをこまめに干しましょう。また、押入れに乾燥剤や除湿器で湿気を取ることも必要です。

納戸

納戸やウォークインクローセットのような部屋は、閉め切っているため水蒸気が滞留しています。窓やガラリ戸がある場合は開けることを心がけましょう。また、扇風機等で空気の流れをつくるのが効果的です。

新築

木材等に含まれていた水分が冬等の乾燥時に放出しやすくなります。新築後1~2年は、特に換気に注意しましょう。24時間機械換気のスイッチは切らないようにしましょう。