地震対策を更に万全に!

科学技術がこれほど進んでも、これから発生する地震の時間・場所・規模を特定する予知はできません。 もちろん、東海地震のように気象庁が「前兆(地震前の異常な現象)が検知できる可能性がある」と公式発表している事例もありますが、通常は前兆がとらえられず、予知のない中で、いきなりの地震発生に至ることを想定しなくてはなりません。

東海地震に関する情報

東海地震に関連する情報は危険度の順に3種類あります。
危険度が低い情報から順に
「東海地震観測情報」→「東海地震注意情報」→「東海地震予知情報」

住まいの中の家電製品

阪神・淡路大震災を激震地で被災した人に話を聞くと、地震の瞬間に「テレビが飛んだ」「冷蔵庫が倒れた」という経験をした人の声が多数聞かれました。 家具を固定する地震対策は浸透してきましたが、家電に関しても同じような対策が必要です。
※家電機器は、様々な形状・構造があるため、基本的にはメーカーが推奨する方法に準じましょう。

1.薄型テレビ(液晶・プラズマ)

今や大半の人が薄型テレビを視聴するようになりました。薄型の場合には、確かに重量は軽量化していますが、その分、倒れやすく、また飛び出しやすいとも考えられます。
もし頭部を直撃すると、ブラウン管テレビより軽量とは言え、やはり非常に危険であることから、まずはテレビ本体や脚などを必ずテレビ台、壁などのより強固なものに固定することが必要です。

1.テレビ台とテレビを固定できるようなボルトが用意された製品の場合

取扱説明書の方法に従い固定します。
さらに、可能な限りテレビ台を床や壁に固定することも必要です。

2.テレビが台へ固定するような設計になっていない場合

次の方法等を利用して、しっかり固定します。
(1) 「金具」による固定
(2) 「紐とヒートン」による固定
使用する紐やヒートンがテレビの重量を支えられるよう、太さや強度を確認
(3) ベルトによる固定
「テレビ転倒防止金具(ベルトタイプ)」
ベルトの長さを調整してテレビをラックに固定
(4) ゴムシートによる固定
より簡単に固定する方法として、粘着性のあるジェル性状の超軟質ゴムシート(耐震シート)を薄型ディスプレイの脚の部分に敷き、すべり止めとする方法もあります。
(その他の家電、OA機器、工芸品などの転倒防止にも使用可能)

2.ブラウン管テレビ

ブラウン管テレビのディスプレイは、重量が重いので、万が一にも転倒・落下・飛び出しにより人にぶつかると、大きなけがにつながる危険がありますので、より慎重に固定対策をとる必要があります。
方法は薄型テレビと同様ですが、重量があるので、紐とヒートンの太さ、強度、壁側・テレビ側の取付部分などの強固さを十分に確認することが重要です。
また、L字型金具で固定する方法も有効ですが、重量に耐え得る本数を確保するように注意します。 特に、ブラウン管テレビは前方に重心がありますので、前の方へ転倒しやすいので注意が必要です。

3.エアコン

エアコンの室内機も激しい揺れにより落下するおそれがあります。上からの落下による衝撃は大きいので、安全のためにL字型金具とワイヤーで落下防止の補強をします。壁面にL字型金具が取り付かない場合は、補強材を渡して、これに取り付けます。

4.照明器具

吊り下げ型の照明器具も、地震で揺れて天井にぶつかり粉砕したり、落下するおそれがあります。ガラスが割れたりすれば、かなり危険ですので、美観を損なわないように配慮しながら、器具の四隅、 または数箇所を紐やワイヤー、チェーンなどで天井と結びます。

5.冷蔵庫

冷蔵庫も重量が大きいので、事前に転倒防止の対策をしておきます。
一般的な冷蔵庫には、裏側に紐などをかけることのできる取手が設置されていますので、これに固定用ベルトなどを通して壁などに固定します。

6.書棚など

防止策

  1. 扉に開閉防止の金具を設置
  2. ガラス飛散防止フィルムを貼り付け
  3. 食器の飛び出し防止の桟設置
  4. 食器の下に柔らかい敷物 など
本棚の本、家具の上に置いてある工芸品、食器棚の中の食器なども、地震の際に飛散することにより、避難の経路をふさいだり、ガラスなどが割れて危険になったりするおそれがあります。
美観を損なわないよう配慮しながら、飛散防止の対策をします。
※背の高い家具などは、市販の転倒防止金具などの代わりに、応急処置として段ボールや発泡スチロールなどで天井のすき間を埋めることにより、軽微な転倒防止処置になります。