住まいの書籍 ● 「住まいの管理手帳」フォローアップコーナー

ベランダ・バルコニーのお手入れ

梅雨明け頃の集中豪雨(ゲリラ豪雨)や台風による大雨に見舞われた後には、ベランダやバルコニー(以下「ベランダ等」という。)の汚れが気になります。

特に、マンションで生活をしている人にとってベランダは重要な役割を持っています。

  1. 火災等の非常時の避難経路
  2. 専用使用権を与えられた貴重な共用部分
    • ★オリジナリティにあふれた趣味の空間としての活用
    • ★外に張り出した室内の延長として与えられたスペースの有効活用

わずかな空間でも工夫しだいで楽しむことの出来るスペースとなりますので、清潔で美しい空間に保って おきたいものです。
 ここでは、マンションの一般的なベランダ等のお手入れ方法をまとめてみます。

床のお手入れ

ベランダの床
雨や風で飛ばされたり野鳥が運んできたりする小さなゴミや砂、植木の枯葉等がたまります。

定期的なお手入れ
月に1度、また、風の強い時期、雨の多い時期等は、週に1度程度、定期的に床のお手入れをしましょう。小さなゴミ等を放っておくと、小さなゴミが風で動かされ、床の防水面を傷つけてしまうこともあります。排水口の周りに溜まって 排水が悪くなったり、配水管に流れ込んで、詰まりの原因になった します。特に、大雨の前には注意しましょう。

お手入れ
集めたチリは、排水口に流さないで、チリトリで取るか、掃除機吸い取ります。本体の車輪ノズル先端等は、使用後に専用の 雑巾等できれいに拭いておきましょう。

●最近は、ベランダ掃除用の掃除機の先端ノズルも販売されています。 これを使えば、小さなゴミや砂等をきれいに掃除できます。
ベランダ掃除用の先端ノズルは千円台から購入可能です。

イラスト

防水方法と床のお手入れ

マンションのベランダの床は、コンクリートのスラブ(床版・床板)の上に表面のみ防水処理を施したものが一般的です。
かつては、「ベランダ防水」という考え方が定着していなかったので、防水仕上げを施していない防水モルタル仕上げ のベランダも多かったのですが、現在では、ベランダの床に防水性能をもたせるのが一般的です。
代表的な2つの防水方法についてお手入れ方法をまとめてみましょう。

「ウレタン防水」のお手入れ

図

【ウレタン防水】

★塗料状のウレタンゴムを刷毛やローラー等で塗って防水層を形成し、これにより防水する方法です。

★仕上がりは、シームレスで継ぎ目が無く美しく、工事も簡単で早いという特徴があります。 塗膜自体は柔らかいため、硬いもので傷つきやすいです。

お手入れ
小さなゴミや砂等の堆積は、ウレタン防水層を早く劣化させる要因になります。
まめに汚れを取り除くことが重要です。 水で固く絞った雑巾等で表面をきれいにし、汚れが落ちない場合は中性洗剤を薄めて軟らかい 布もしくはスポンジ等で除去し、十分な水で洗い流してください。

★注意

  • ・塗膜が傷つきますので、デッキブラシ等は使わないようにしましょう。
  • ・硬いもの、鋭利なものを上に置くと、角等が当たって、経年により防水層を傷つけることがありますので、何かものを置く場合、必ずゴムマット等を下に敷いてください。

「FRP防水」のお手入れ

図

★FRPは「Fiver Reinforced Plastics=強化ガラス繊維プラスチック」の略称です。
つまりガラス繊維で補強されたプラスチック複合材料です。

(ポリエステル樹脂+ガラス繊維)

★最近では、最も多く用いられている防水方法で、仕上がりの色はグレーで、叩くとカンカンと硬い音がします。

★施行方法は、ガラスマットを敷き、プラスチック溶剤を染みこませます。施工が早く、防水層も丈夫で信頼性も高く、仕上がりは綺麗ですが、材質が硬いため、建物の変形で防水層にヒビが入ったり、また上から重量物を落とすと防水層が割れたりという恐れがあります。

お手入れ
まず、小さなゴミや砂等を取り除いてから、クレンザーをまき、タワシやデッキブラシ、洗車ブラシ等に水を含ませて軽くこすり水で流します。

水洗いのご注意

図

★水洗いの時には、大量の水をまくことにより、
①下の階に水が漏れる
②水が飛び散ってご近所の洗濯物を汚してしまう
③お隣のベランダへ水が流れこんでしまう等様々なトラブルにつながるおそれがあります。

バケツ一杯程度の水を静かに流しながら洗う程度にしましょう。

壁のお手入れ

★ベランダの手すり壁は、雨にさらされているので、雨水による泥汚れやシミ、カビ等で汚れやすいところです。 早めにお手入れすれば、台所用洗剤や住まいの洗剤を薄めた液で簡単に汚れが落ちます。

★こびりついてしまった時には、スプレー式のカビ取り剤、自動車洗浄用の水あか取り等を、まず目立たない部分で試してから、使ってみましょう。

★いずれの場合も、表面にキズをつけないように注意し、こする場合は、スポンジ等を用い、タワシやワイヤーブラシ等固いものは使わないようにしましょう。

図

手すりのお手入れ

★手すりの汚れを長い間そのままにしておくと、腐食の原因となることがあります。こまめに汚れを拭き取ることが重要です。

★現在、大半がアルミ焼付け塗装仕上げをしたものです。

アルミ製の場合は、普段のお手入れは、水で濡らした柔らかい布で拭いた後、乾拭きをすれば十分です。

こびりついた汚れが取れにくい場合は、中性洗剤を十分にうすめた液で布を硬く絞り、汚れを拭き取って、その後、乾拭きします。

★手すりが鉄製の場合には、常に乾拭きです。もし、サビが付いてしまった場合は、目の細かいサンドペーパー(紙ヤスリ)かワイヤーブラシでサビを落とし、屋外用のサビ止め塗料を塗っておきましょう。

イラスト
住まいの書籍

商品のご案内

出版物の補足等

カートの中を見る

「住まいの管理手帳」フォローアップコーナー

当協会のホームページでは、プライバシー保護のためにSSLによる暗号化通信を実現しています。