代表的な住宅ローン(つなぎ融資)

つなぎ融資

つなぎ融資とは、住宅ローンの融資実行までの間に一時的に借りるローンのことである。
住宅ローンの融資が確実に実行されることが前提であり、融資実行時に一括で返済される短期の融資であるため、一般的に抵当権は設定されていない。
通常の住宅ローンより金利が高いことが多く、次のような場合に利用されている。

財形住宅融資などの公的住宅ローンを利用する場合

公的住宅ローンでは、住宅が引き渡されて所有権移転登記が済み、抵当権の設定登記手続きが終了した後に融資実行がされるが、本来所有権移転には購入代金全額の支払いが必要となるため、一時的に資金を立て替えるつなぎ融資が必要となる場合がある。

決済でお金が必要。引渡し且つ所有権移転登記且つ抵当権設定登記で、抵当権設定後に公的住宅ローンの融資実行の場合、つなぎ融資が必要

一部の金融機関のフラット35を利用する場合

フラット35では、融資実行日が月1・2回など限定されており、物件の引渡日と融資実行日が異なる場合がある。

決済日が10日で引渡しで、融資実行日が毎月15、25日のみの場合、数日間のつなぎ融資が必要。

【つなぎ融資のイメージ】

つなぎ融資期間(金利のみ支払い)内には4つ支払い方法がある。1.土地代金の支払い(先行決済)、2.着工時の支払い(つなぎ融資)、3.中間時の支払い(つなぎ融資)、4.竣工時の支払い(住宅ローンでつなぎ融資精算)