このような物騒な世の中となっては、住まいにおいて家族の安全や大切な財産などを守るために、新しい防犯対策について紹介します。

メールによる情報配信サービス

警視庁が実施している「メールけいしちょう」というメール配信サービスがあります。
これは、東京都内の「犯罪発生情報」や必要な「防犯情報」等を警視庁がメールで配信してくれるサービスです。
また、このメールサービスは、お知らせした事件や不審者情報に対して、情報を求められた場合は、このサービスを通じて情報を提供することもできます。
個人の携帯電話やパソコンから簡単に無料で登録手続きが可能です。
また、受信地域も警察署単位で最大※97署(島部を除く)まで選択可能です。
※新設署が出来れば警察署の数は変わります
「メールけいしちょう」の説明・登録
警視庁のウェブサイトにあるリーフレットを確認してください。
・警視庁 犯罪抑止対策本部 犯罪抑止情報担当
TEL 03-3581-4321(警視庁代表)
メールけいしちょう


家庭向け防犯対策システム(ホームセキュリティシステム)
警備の対象も、防犯(侵入犯など)のみならず、火災や救急通報など多岐に渡っています。

1.自主機械警備システム

2.警備員の駆けつけ警備システム

1.2のいずれも、屋内に設置したセンサーが火事や侵入者などの異常を感知すると、ブザー などの大音量や光で侵入者を威嚇して、犯行を思いとどまらせる効果を狙ったものが多く、初期の段階で犯罪を防止するという効果も期待できます。
ホームセキュリティに関するワンポイントメモ
【警備員は何をしてくれるのでしょうか?】
警備業法という法律で、警備員の業務は定められています。彼らは、警備会社の社員(民間企業人)ですので、警察官とは全く異なります。具体的には、警備業法で定める「事務所、住宅、興行場、遊園地等における盗難等の発生を警戒し、防止する業務」が、ホームセキュリティシステムの警備員の業務です。事故の被害の拡大を阻止するため、必要に応じて警察(110番)、消防署(119番)、関連する電気・ガス会社、水道局などへ通報する業務も担っています。
この警備業法の施行細則では、警備員の到着時間の目安も定めています。具体的には、「異常を感知、受信してから25分(地域によっては30分)以内に警備員を現地(自宅)まで到着させることが出来るように、警備員、待機所及び車両その他の装備を配置しておかなければならない」というものです。
実際に、空き巣などの泥棒の犯行状況を調べてみると、15分以内に犯行を終了させる事例が半数を超えていますので、警備員がいかに迅速に到着できるかが大きな分かれ目になることは間違いないようです。

防犯カメラ

そこで、侵入されやすいと想定される窓ガラスなどに、予め「防犯カメラ」を設置しておけば、防犯効果が期待できます。
防犯カメラにも、さまざまな種類、精度のものがありますが、カメラ機能をもつ精密機械ですので、費用もかさみます(概ね3万円台~)ので、価格と性能を見極めながら、最適な製品を選びましょう。
数千円の価格で防犯カメラの機能をもたないダミーカメラもあります。これは、あたかもカメラを設置しているように見せて、犯人を警戒するものするものなのですが、空き巣の常習犯などは、ダミーカメラを見分けることが出来るとも言われていますので、購入する際には、警察や防犯の専門家などに相談してみるとよいでしょう。

警察庁の発表している侵入手段

平成20年データ(総数59,183件)

平成20年データ(総数24,727件)

平成20年データ(総数10,638件)
その他の防犯製品
その効果は実証されているものばかりではありませんが、自分の判断で費用対効果を考えながら、購入を検討してみてもよいでしょう。
犬の鳴き声付の人感センサー

防犯用シール

光センサーによるコンセント
