住まいの書籍 ● 「住まいの管理手帳」フォローアップコーナー

フローリング 〜長持ちさせるお手入れ〜

シミ汚れ

どのようなものでも、時間が経つとシミになって取れなくなるため、とにかくすぐに拭き取る習慣をつけましょう。
 マジックやクレヨン、インクなどが付いた場合は、アルコール又はシミ拭き用ベンジンを使って、叩きながらシミを落としましょう。時間を置くと染まってしまい、シミが取れなくなります。
  またタバコの黄色いヤニが付いた場合も、少量のアルコールを含ませた布で拭き取って下さい。

凹み

少しの凹みであれば、すぐに濡れたタオルを当ててアイロンをかけることにより、修復できる可能性があります。柔らかいスギの無垢材などにボールペンの跡がついてしまった場合などは、すぐに実践すれば効果があります。
 ただし、白木の床(無塗装の無垢材)は水気を嫌い、シミになる可能性もあるので、濡れタオルは必ずきれいな水で濡らし、水分を固く絞っておくことに注意します。

キズ・焦げ目

浅いキズであれば、ホームセンターなどのDIYのコーナーに「床材用補修カラーや補修液」などが売っていますので、色を合わせて購入し、自分で補修してみましょう。
 タバコの焦げ跡は、一度つくと取れなくなるので、注意しましょう。

虫食い

小さな穴があいて、木の白っぽい粉が出ている場合は、木の内部を虫(ヒラタキクイムシなど)に食われているおそれがあります。(※)
 万一発生した場合は専用薬剤を購入し、使用方法をよく読んで、延長ノズル等を用い、虫穴に薬剤を注入噴射します。ヒラタキクイムシの活動時期は5〜6月なので、この時期に白っぽい粉が出なくなれば、虫が死滅したと考えられます。
 作業をする人は必ず軍手とマスクを装着しましょう。さらに、過剰な注入は避けてください。薬剤がフローリング表面に付着した場合には速やかにかつ十分に拭き取り、小さなお子様がなめたりしないように注意しましょう。

※ フローリングの製品は製造過程で、高温高圧処理されるので、製品出荷時には虫や卵は死滅しています。虫害が発生する場合の虫は、流通段階や施工後に外部から飛来して侵したものと思われます。

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毎日のおそうじ

日常のお手入れは掃除機やホウキなどでゴミやホコリを取り除いてから、乾いた雑巾やモップなどでカラ拭きします。どうしても、取れない汚れが気になる場合には、空拭きをして、細かいゴミやホコリを取り除いた後で、水で濡らした雑巾を固く絞り、軽く拭いてみましょう。
 それでも落ちない場合には、住居用洗剤(中〜弱アルカリ性)を薄めた溶液で濡らした雑巾を同様に固く絞って、汚れを拭き取ってください。

注意すること
雑巾の種類 注意事項 現 象
水で濡らした雑巾 頻繁に使用しない。 表面にひび割れが生じやすくなる。
化学雑巾 フローリングが水で濡れている場合は
絶対に使用しない。
表面が化学変化で白変するおそれがある。
フローリング上に長時間放置しない。 表面が変色するおそれがある。

ワックス

ワックスによるお掃除


※ 樹脂ワックスは塗装されていない床材には使えません。

ワックスの商品説明書を確認して、適するものを使用しましょう。木質フローリングにはワックス不要のものもありますので、フローリングの仕様・性能をよく確認しましょう。
 念のため、ワックスは全体を塗る前に目立たない家具の裏や部屋の隅等で、テストを行って、変色などが起きないことを確認してください。そしてワックスを全体に塗ったら、ワックスが完全に乾燥するまでは窓を開け、風通しをよくしておきましょう。(ワックスがけはカラッと晴れた日が最適です。冬で1時間、夏で30分程度が乾燥までの目安となる時間です。)

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ワックスがけの注意点

  1. 1. ワックスの剥離剤は床の表面塗膜を侵食してしまいますので、使用しないでください。
  2. 2. ワックスがけの前後には化学雑巾も使用しないでください。化学反応により、ワックスの塗りムラにつながったり、滑りやすくなったりするおそれがあります。
  3. 3. ワックス剤を直接床に垂らさないでください。必ずワックス掛けは不要な柔らかい布など(古くなったTシャツなど)に染み込ませて拭いて行ってください。ワックスをフローリングの目地の部分に垂らすと、溝のすき間からワックスが浸透して、部分的にフローリングが浮いたようになることがあります。
  4. 4. 油性ワックスはつるつる滑べりやすいので小さいお子様や高齢者の方がいらっしゃる場合は、できるだけ水性のワックスを使うようにしましょう。
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