溝渕 木綿子
住宅は、長期間に渡って生活の舞台となる大切な財産です。住宅の財産価値や安全性、居住性などを長持ちさせるためには、
が必要です。住まいにおける維持管理とは、単に補修や交換、修繕などだけではなく、このようなすべての行為を指し示す言葉です。
この手帳では、「マンション」を対象としています。マンションに住む人たちが快適な生活をしていくためには、入居者全員でルールを守ることが大切です。また、住まいを長持ちさせ、財産としての価値を維持するためには、協力して共有部分をお手入れし、定期的に補修することなどが必要です。
本書では、これらを「共同住宅に住むためのルール」、「共有部分を快適に維持するために」として、第1章と第2章で説明しています。
また、それぞれの住戸内(専有部分といいます)については住まいを手にされた皆様の行動を上記の1、2、3の3つのプロセスに分け、それぞれの過程で必要な知識、情報などを第3章から第5章にとりまとめています。
また、災害大国と言われる日本で長く安全に暮らすためには、日頃から住まいにおける災害対策は大切です。この災害に関する情報は第6章にまとめています。
なお、巻末の「住まいのカルテ」は、4で記載している「記録」を実現するための住まいの履歴書です。これからあなたの住まいに起こる様々なことを、しっかり記録に残しておきましょう。住まいの専門家に修理を依頼する時、リフォームする時、何らかの理由で住み替える時などに、このカルテの記録がとても役に立ちます。